イーサネットDCE
イーサネットDCE
ODN-329C-1.5M/DCH

本装置は、伝送装置と端末装置間に設置し、端末側の10Base-Tまたは100Base-TXのイーサネット信号を伝送装置側の1.5Mbpsまたは64kbps(何れかご指定による)のインタフェースに変換する装置です。

装置分類
IP関連コンバーター
接続構成
対向接続(1:1)
伝送路IF
1.5M電気(JT-G703/JT-I.431-a)
端末側IF
10BASE-T/100BASE-TX
伝送路IF
DCH(デジタル64k)
端末側IF
10BASE-T/100BASE-TX
電源
AC100V,
DC-24V,
DC-48V

通信回線コストの削減

既設の伝送装置の空き回線を使用してLANデータを伝送することで通信回線コストの削減が可能です。

警報転送機能(リンクパススルー機能)

設定により、警報転送機能を無しとすることも可能です。 本警報転送を使用することで、高価なルータを使用せずに、レイヤー2SWの冗長機能であるスパニングツリー、リンクアグリゲージョンにより回線冗長機能が使用できます。対向装置のEthernet入力信号断で自装置側Ethernet出力信号を停止可能です。伝送路インタフェースのAIS信号受信、または受信信号断により、自装置および対向装置の各Ethernet出力信号を停止可能です。

試験機能

装置前面から、リモートループ+自己診断試験が可能です。対向装置にリモートループバックを実 施し、試験信号を送受信することにより、簡易な回線品質の確認が可能です。

構成例

odn-329c

主な仕様

機 能
◆ 変換機能
 送信側ではEthernet(10/100BASE-TX)入力信号をG.703の1.5Mbps又は64kbpの出力信号に変換 し、 受信側では送信側と逆の動作によりG.703入力信号をEthernet出力信号に変換します。
◆ 同期方式
 1.5Mbpsでは網同期(回線からクロック抽出)、自走モード(試験時または対向時)の何れかを選択可能です。64kbpsでは64kbps+8kbpsバイポーラ信号の網同期クロック入力に同期して動作します。
◆ 警報接点(接点容量:50mA DC50V以下。接点出力端子:6P差込み端子。)
接点名称 出力数 出力条件
SYS ALM 1a 装置故障、電源故障、電源入力断
LINE ALM 1a 伝送路インタフェース入力異常
ETHER ALM 1a イーサネット・インタフェース入力断
 
分 類 名 称 機 能
装置 SYS PWR 電源投入時に点灯
SYS FAIL 装置故障時に点灯
SYS ALM 警報検出時に点灯
伝送路側 LINE SY 伝送路入力信号異常時に点灯
LINE RMT 対向装置の伝送路入力信号異常時に点灯
イーサネット側 Ether LINK イーサネット入力信号異常時に点灯
Ether RMT 対向装置のイーサネット入力信号異常時に点灯
テスト TEST RMT リモートテスト実行時(被制御側)に点灯
TEST OK リモートテスト結果良好時に点灯
TEST リモートテスト実行時(制御側)に点灯
 
主な仕様
項 目 仕 様 備 考
供給電源 AC100V±10% (3Pプラグ付電源ケーブル2.5mにて接続)
DC-48V±10%、DC-24V±10% (M4ネジ止め端子、3P)
AC、DCの何れか
ご指定による
消費電力 50W以下(交流電源入力時:50VA以下)
構 造 外形寸法 卓上形:50mm(H)×210mm(W)×190mm(D) 突起物を除く
質量 5kg以下
環境条件 周囲温度 性能保証:0℃~40℃、動作保証:-5℃~45℃
相対湿度 性能保証:40%~85% 、動作保証:20%~90% 結露無きこと
イーサネット 通信方式 10Base-T / 100Base-Tx
接続認識 オートネゴシエーション / 固定接続(100M全2重、
100M半2重、10M全2重、10M半2重)
データフォーマット IEEE802.3準拠
コネクタ 8ピンモジュラーコネクタ (RJ-45)
伝送路 適用規格 JT-G.703/I.431-a準拠
インタフェース速度 [1.5M版]1.544Mbps [64k版]64kbps 何れかご指定による
フレーム方式 [1.5M版]12MF、新24MF、旧24MF
[64k版]64kbpsユニバーサル形式
コネクタ [1.5M版]D-Subコネクタ (D-Sub9ピン)
[64k版] D-Subコネクタ (D-Sub9ピン)
64k版は64kbps+
8kbpsクロック端子含む