大井電気は、1950年(昭和25年)1月に搬送装置を中心とした通信機器の製造販売を目的として創立されました。 当初、東京都品川区大井町での創立を志したことから「大井電気株式会社」と命名し、その後五反田で開業しました。 そして事業規模の拡大に伴ない、1960年(昭和35年)5月に現在の本社所在地である横浜市港北区菊名へ移転いたしました。
当社は、創業当初から通信線搬送電話装置や電力線搬送電話装置を開発・製品化して以来、電力の安定供給を目的とした電力保安通信の分野を、 事業の大きな柱としてまいりました。1960年代には日本で初めてポケットベルの製品化を成し遂げ、もう一つ事業の柱として会社の発展に寄与し、 1995年(平成7年)8月には、株式の店頭公開を果たしております。近年は、一時代を築いたポケットベルも終息し、厳しい経営環境が続いておりますが、 技術と創意をモットーに社員一丸となって、新たな成長と発展に向けた活動を続けてまいります。
大井電気には創業者の思いを表した3つの社訓があり、これらは事業活動の中で脈々と受け継がれております。
今後も創業時の精神を大切にして、全社一丸となって企業活動に邁進してまいります。
当社及び当社グループの取り巻く情報通信ネットワーク市場は環境が大きく変動する市場であり、厳しい競争にさらされておりますが、 環境(エコ)をキーワードにした新規投資、また、安心・安全社会に向けての情報活用と云った観点から、情報ネットワークの高性能化、 通信インフラ整備関連などの事業拡大機会があります。
こうした事業機会を逃さず追求していくことが重要課題であり、環境に与える影響の軽減等の社会的にも重要な問題の解決に貢献する企業として、 頑固な信念で柔軟かつ迅速に、ベースロードとなる収益基盤の再構築を図り、成長軌道に乗せてまいる所存ですので、 より一層のご支援ご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。