
デジタル列車無線用LCX健全性確認システム 無線方式 受信機
新製品
OiNET-988
デジタル列車無線システムは指令所と乗務員との間で安定した輸送を確保するための通信に使用されており、トンネル内などの電波不感地帯ではLCX(漏洩同軸ケーブル)を使用し通信を行っています。
LCXに不具合が発生するとデジタル列車無線は通話不可となりますが、現状、LCXの不具合は年2回の電気検測車による測定でのみしか検知できません。
本システムは既設のデジタル列車無線システムの設定などを変更することなく追加の設置が可能であり、定期的にLCXの正常性を遠隔監視することが可能です。
LCXの電界強度低下を検出し無線通信により接点情報を送出します。
装置分類
920MHz帯特定小電力無線
接続構成
対向接続(1:1)
伝送路IF
920MHz
端末側IF
接点出力
電源
リチウム電池
デジタル列車無線で使用しているLCX(漏洩同軸ケーブル)の異常を検出
測定用アンテナで測定したLCXの電界強度が低下すると送信機からLoRa®方式の無線通信で受信機に接点情報を伝送し受信機から接点出力
内蔵リチウムバッテリにて動作時間5年以上
在来線用/新幹線用を切替スイッチにて変更可能
既設のデジタル列車無線システムを変更することなく追加設置可能
接点情報ケーブルを端子台まで接続する際、端子台までの距離がある場合や線路横断が必要となる場所などに適用
構成例

主な仕様
項目 | 仕様 | 備考 |
---|---|---|
電源電圧
|
DC+3.0V |
|
内蔵バッテリ
|
リチウム電池 |
電池本数6本 |
バッテリ動作時間
|
5年以上 |
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質量
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1.0kg以下 |
本体のみ |
寸法
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125(W)×125(H)×60(D)mm |
突起物、取付金具除く |
構造
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ポリカーボネート製防水構造 |
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環境条件
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周囲温度:-10~+50℃ |
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接点出力
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無電圧接点出力 |
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冷却方法
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自然空冷 |
※仕様および外観は改良のため予告なく変更されることがあります。
内蔵バッテリ給電